古くから日本家屋を彩ってきた、襖や障子などの和建具は、文字通り空間をなごませる存在であり、日本人に欠かせないものとなっています。
木材の持つ美しさを、そのままアルミという素材に融合させ、木目の暖かさ、耐久性、機能性に優れた『アル木』を通して、未来の快適空間を創り出すこと。これが三栄アルミ工業の不変のテーマです。
アル木の特徴
アル木には、従来の木製建具では実現不可能だった、様々な特徴があります。
明るくすっきりとした木目調と、多彩なカラーバリエーションで清新な空間を創り出す木目調アルミ室内建具『アル木』。
建具に個々の主張を持たせるものではなく、建具もインテリアを構成する要素であることを基本として、色やデザインもシンプルでベーシックなものとしました。
耐久性
アルミならではの耐久性。いつまでも美しく、ユガミを心配せずにご利用いただけます。
サッと一拭き、いつまでも美しく
直射日光による変色や日焼け、色あせがなく、いつまでも美しさを保ちます。
手垢、シミ、落書きも一拭きでキレイに落とせます。
反り、ネジレ、ユガミの心配いらず
長年の使用や冷暖房による反り、ねじれ歪み等の心配はいりません。
いつまでもスムーズに開閉できます。
優れた耐水性
耐水性にも優れているアルミ屋内建具ですから、障子紙の貼り替えも簡単。
水で丸洗いしても木製のように反ったりゆがんだりしません。
機能性
アルミ製建具『アル木』は、耐久性だけでなく、アルミの特性を利用した様々な工夫により機能性を大幅に高めています。
すっきりとしたデザインで光漏れなしを実現
4枚戸の突合せ框(かまち)は、オス・メス框を使用しています。そのため、障子を閉めたとき、突合せ部からの光漏れも全くありません。
開閉に力がいらず、いつまでもスムーズに
下桟(さん)には、すべりや耐摩耗性抜群のスラシ板を使用しています。またスラシ板の他、比較的重いガラス戸等には、通常の木製溝やレールにも対応できる戸車使用のものがあり、力を入れずにスムーズに開閉することが可能です。
また、障子では壁側鴨居吞み込み部と堅框の接合面がフラットに近い形状になっているため、片引戸の施工をされた場合でも中柱との接触がないのでスムーズに開閉できます。
インテリア性
機能性とインテリア性の両立。アル木は和の雰囲気を一層引き立てるようインテリア性にもこだわっています。
ビスを使わないすっきりとした外観
框には、戸当りゴム、ビスホール、建具調整穴がなく、非常にすっきりとした設計です。その繊細な配慮がアルミ屋内建具を座敷まわりにご使用されても、違和感のない格調高い建具に高めたともいえます。
ビス不要のアリ溝方式で強度も十分に確保
長年の使用や冷暖房による反り、ねじれ歪み等の心配はいりません。
いつまでもスムーズに開閉できます。
メンテナンス性
木製建具では難しかったメンテナンス。アル木ではドライバー1本で可能です。
上桟調整はドライバーでカンタン
鴨居の下がりにより、障子の開閉に支障をきたした場合、通常の建具調整では、障子下部を主に行いますが、それでも対応しきれない場合は上部桟調整を行います。ドライバーで調整ビスを回して、余分な框を切り欠く簡単な操作で済みます。
鴨居溝との調整は、4段階のコマを回すだけ
障子の鴨居呑込み部に対して、鴨居の溝幅が広くガタつく場合鴨居調整ピースにより、簡単にガタつきをなくすことができます。(7分溝の場合は19.5mm~21mmまで調整が可能です。)
下桟調整範囲は1cmのゆとり
スラシ板の中心ビス、戸車のビス、堅框のビスをドライバーにより+5mm〜ー5mmまで調整できます。
カラーバリエーション
細縁対応色
細縁対応色
非塩ビシート仕様
木肌の感触などの表現力、耐久力、コスト面に優れていることから幅広く使われている塩ビシートですが、低温で焼却するとダイオキシンなどの有害物質が発生する恐れがあります。
そこで当社では、建具部材の化粧シートを塩ビから非塩ビシート仕様(オレフィンシート)としました。
オレフィンシートのメリット
- 天然木と見分けのつかない同調性。
- 優れた磨耗強度。
- 工業製品のため、品質、性能が安定している。
- 色ムラなく均一な仕上り。
- 現場塗装が不要。
- 高級感がある。天然木の風合いをリアルに表現。
イージーオーダー対応
既製品では納まりやデザインがどうしてもご満足いただけない場合があります。
『アル木』なら、お部屋にぴったりのサイズ設定はもちろん、襖紙や引手の変更など、さまざまなカスタマイズに対応できます。
宿泊施設をはじめ、戸建住宅、分譲・賃貸マンション、医療・福祉施設にいたるまで、
『アル木』はあらゆる形態の建物でお使いいただけます。
ぜひ一度、お問い合わせください。